2011年03月12日
Earthquake
14:45頃……
それは突然、やって来た。
最初は
「お?揺れてる」
とだけ思い、しばらくすれば落ち着くだろうと思っていた。
しかし。
「え、だんだん大きくなってる……!?え、わ、あ、あーっ!?」
PCモニターが倒れかかる。
慌てて左手と右手で、2台のモニターを固定する。
PCの上に置いていた外付けHDDの上に置いてあった廃棄HDDが
揺れに耐えきれずに落ちる。
机の上に置いてあったコーラは開けたばかりにもかかわらず
無残に転がり落ちて無様に中身をさらけ出していく。
部屋に吊り下げられた電灯は激しく揺れ、だらしなく積まれた
本棚の本は揺れに呼応するかのように崩れ落ちていく。
2分ないし3分近くの間、ぷり娘は生命の恐怖を覚えた。
揺れが収まるが、止まったわけではない。
波の上を行く船のような、緩慢とした揺れが依然として続いている。
終わった、のか――
ともかく実家に、自身の無事を伝えるべく携帯電話に手を伸ばし、
電話帳から母親と父親の番号を探した。
震える手で通話ボタンを押すも、繋がる事はなかった。
近所に住んでいる兄。
実家に住まう両親と弟。
ぷり娘を襲った、震度5弱の地震だった。
こう言う形式で書くのはいささか、不謹慎ではあるが
本当に「わたし、死ぬかもしれない」と思った出来事。
発生時から既に、観測されただけで震度1~5強の余震が
100回以上に渡って発生している。
震源のマグニチュードは最大8.8。
震源地である宮城県は、震度7。
現在、地震をはじめとして、余波である津波、停電や
交通機関のストップなど、数々の爪痕が日本を深く、抉っている。
現在報道されているだけで、今回の地震による
死者151人、行方不明者547人。
負傷者は798人。
恐らく、実際にはそれ以上の犠牲者が出ている事と思われます。
このような場で非礼かと存じますが、ご冥福をお祈り致します。
また、震源地付近の方はこれからの余震や
それに関わる二次災害についての対策を早急に実施しましょう。
・寝る時は服を着る
すぐに外へ出られるように。
靴を履いておくのが理想ですが、靴下があれば意外になんとかなります。
・枕元に財布、携帯電話など貴重品を
連絡手段は重要です。
有事では使えない可能性こそありますが、無いよりはあった方が良いです。
防災ずきんは枕で。
・物よりも自分の命
どんな物を持っていても、自分の命を失っては
全て意味を為さなくなります。
避難の際は、自己防衛を第一に。
震災の被害を被った方は、引き続き注意を払いましょう。