2019年08月02日
Radeon RX470 → RX590へ換装
3年近く使っていたRX470(4GB)から、RX590へ換装しました。
今回はその関係のお話。
購入したグラフィックボードの詳細は、以下リンクを。
※ 2020/11/3追記:
この記事は古いので、最新の設定値は以下の記事を見てください。
・RX590の低電圧化の話・その2
https://pricono.blog.jp/archives/52058551.html
買った理由は……
いくつかありますが、主な理由はこんな感じです。
RX5700/XT(Navi)はAMD Fluid Motion非対応
逆に、対応さえしていれば電源容量的には問題ないのでRX5700XTに換装しても良かったんです。
が、購入した人からRadeon SoftwareでAMD Fluid Motionの設定項目が存在しないと言う情報が。
ドライバインストール直後だとその項目が存在していたとの事でしたが
そこで設定を変更しても反映されず、一度再起動(ディスプレイドライバの再起動含む)が発生すると
項目が消滅したそうです。
当初はドライバの更新で機能が復活する、と言う噂もありましたが
AMDのコミュニティ(公式フォーラム)にて、このような記述がありました。
Bad news for everyone: Fluid Motion ASIC is removed from new AMD video cards. And 5700 does not support Fluid Motion at all.
Bad move, AMD. No more films/anime with smooth playback for yours customers. Shame.
(本文・訳)
皆さんに悪いニュースです:
Fluid Motion用の回路は新しいAMDビデオカードから削除されました。
そして、5700シリーズは全てFluid Motionをサポートしていません。
AMDの悪手のため恥ずべき事ですが、映画やアニメを滑らかに再生する事は
もはやできなくなりました。
ただ、5chのスレではFluid MotionがSP(ストリームプロセッサ)で実装されていると言う話もありましたが
どちらが真実にしても、Fluid Motionが復活する可能性は現状、絶望的っぽい
(少なくとも直近ではされないだろう)と、わたしは判断しました。
※ 将来的に、されたとしてもRX560~590の投げ売り価格が終わった後になるだろう、と言う予測も含んでます。
購入後1週間ちょいでRX590が+2500円されたのを見て、その判断は正解だったと分かりましたが……。
Vega64を選ばなかった理由
Vega64も魅力的ではありましたが、問題はその値段。
どんなに安くても35,000円で、わたしが求めるHDMI×2のインターフェースを持つ物は
その倍近い、60,000円近い値段がネックでした。
そんなお金を出せるなら、VIIで良いじゃないか、と。
もっと言えば、これ以上のクラスは1080p/60fpsでのゲームにはオーバースペックとの事なので。
Radeon VIIを選ばなかった理由
なんと言ってもその高さ。
最低でも80,000円を超える値段です。
HBM2 16GBと言うものすごいVRAM量は魅力的ですが、消費電力もカードの重さも超弩級すぎるので
単純にポン付けで済むような手間でも金額でも無いため、候補から外れてしまいました。
GeForceを選ばなかった理由
は、特にありません。
PhysXやそれ以外のGeForce特有の機能とかを使用する予定も無かったのと
Fluid Motionを使いたいのに、あえてGeForceを選ぶと言う理由もありませんでした。
ちなみに、昔はもっぱらGeForceを愛用してました。
6600GT、7600GT、8800GT、GTS250(9800GTX+)と。
確かRadeonを初めて使ったのは、Oblivionでの動作環境はRadeonの方が向いていた
(GeForce系GPUでは特有の不具合があった。フォグ関係の処理など)のが理由です。
また、その当時はHD4850などRadeonにも優秀なグラフィックボードが存在していたのも
背景としてあります。
※ その当時、GeForce側はGTX480やGTX580など、確かに性能は良いけど
当時としては異常な程の莫大な消費電力を問題視していた、と言うのももうひとつの理由です。
Radeonの発色の良さとか描画の正確性だとかは、Radeonを使っておきながら
実はあまり気にしていません。
静止画やゲームに関しては、GPUの設定でいくらでもどちらに近付ける事はできますが
動画だけは完全に同じにはできないみたいです。
しかし……それを気にする(できる)人は、どれ程いるものなのかは定かではありません。
RX580を選ばなかった理由
も、実は最後まで迷っていたんですが……。
RX580でも、RX470から比べるとクロック、VRAM両方とも上がりますし
調整すれば消費電力もあまり差がありません。
値段も最安値なら20,000円を切るほど安く、正直な所ミドルレンジで考えるなら
十分に今でも選択肢に入る物です。
だからこそ最後まで迷っていたんですが、RX590もちょっとの投資で狙える事も考えたら
「じゃあ、RX590で良いか」となったんです。
RX590とRX470の比較
は、こんな感じです。
GPU-Z読みで、左がRX470、右がRX590です。
RX470側はGPU-Zのバージョンが古いため、ちょっとだけ情報が不正確です。


大きな違いは、プロセスルールが14nm → 12nmにシュリンクされた事です。
あと、VRAMも4GB → 8GBに倍増しています(RX470にも8GBモデルはありますが)。
コア&メモリクロックは両方ともOC版の物なので、リファレンスよりも高くなっています
コアクロックは1216MHz → 1560MHz。
メモリクロックは1750MHz(7000MHz相当) → 2100MHz(8400MHz相当)。
アーキテクチャもPolaris 10→Polaris 30になっています。
RX590とRX470の比較(ベンチマーク編)
とかもやろうと思いましたが、とりあえずPC更新時にインストールしっぱなしだったFF14ベンチがあったのでそちらで比較。
両方とも、1920×1080最高設定です。
RX470での計測値はこちら。

RX590での計測値はこちら。

概ね、2割近いスコア上昇が確認できました。
RX590の電圧と温度
ClockはGPUクロック、デフォルトから変更はしてません。
その1~その2は、失敗したのを確認済み。
その3は問題無かったのですが、もうちょっと詰めてみたのがその4です。
※ 表題のRX590とRadeon Software 19.6.3で確認。
GPUのメーカー、ASIC Quality、ドライバのバージョン等の環境により
電圧の最適値は異なります(20.2.2では一部ゲームに問題が出る事を確認済み)
あくまで参考。
その5の設定で現在試験運用中。
これで落ちるようならもうちょっと上げます。
(2019/8/10追記)
Fluid Motion+madVRで1280×720動画を1時間ほど再生したらディスプレイドライバが応答停止したので
ステート3~7を少し電圧アップ。
ステート3を7と同じにしたのは、特定のアプリ(連続でGPUに負荷を掛けるもの?)の時に
何故かステート3のクロックになる事が分かったので、効果の程は不明ですが念のため。
恐らくですが、ステート3は他のステートと違い別の意味を持っていそうです。 気のせいかも……。
(2019/11/23追記)
EDF5や四女神オンラインなど、比較的負荷が高めな3Dゲームをやると
描画が崩れたりディスプレイドライバの応答が無くなったりと不安定になっていたので
ステート2、3の妙に高い電圧を下げつつ4~7を少しアップ。
s7は1075mVでもダメだったので、次に設定できる1081mVへ設定。
※ Wattman上では1mV単位で設定可能ですが、実際の電圧推移は数mV単位です。
とりあえずこれでEDF5は問題無くなったので、またしばらく普段使いとして試験運用開始。
(2020/5/24追記)
聖剣伝説3を長時間プレイすると落ちる現象が発生。
それほど負荷の大きくないゲームのため、State7ではなく2~6の電圧が足りてないと判断し
ほんの少し昇圧。
現象が発生しなくなったのと、ドライバを20.4.2へ更新しても特に問題無さそうです。
5月から試験運用して、今のところ問題なし。
メモリクロック、電圧はデフォルト(2100MHz、950mV)です。
ベンチマークのスコア的には、コアクロックよりもメモリクロックを上げた方が良くなるみたいですが
メモリはOCすると壊れやすい部分なので、性能不足でも無い限りはデフォルト運用する予定。
ちなみにこのグラフィックボードではZero RPMをサポートしているので
50℃あたりまで行かないと、GPUファンは回りません。
アイドルだと室温24℃くらいで40℃前後にはなります。
負荷を掛けても、RX470では75℃を超えますが(80℃辺りでディスプレイドライバの応答が停止する)
OCCTなどを使っても最高で72℃くらいでした。
RX590の使用感(ゲーム)
平日(水曜日)に届いたので実はあまり試せてませんが……。
とりあえず軽量級~重量級(?)のゲームで検証。
・Rabi-Ribi
元々、処理落ちとは無縁のゲームだったので特段、変化は見受けられず。
・新次元ゲイム ネプテューヌVIIR
RX470時はちょこちょこ、重いフィールドマップ(駅、~ランドなど)で数秒ほど描画がカクついてましたが
RX590では、それが無くなりました。
重い場所でもファンがあまりうるさくなりません。
・超次次元ゲイム ネプテューヌ Re:Birth1
は、RX470と同じくエグゼドライブ中やマップ進入時の敵出現でカクつくのは改善されず。
ドライバかアプリ側の問題っぽいです。
・Devil May Cry 5
時々起こるカクつきは直らず。
これはPC環境依存ではあるらしいのですが、Core i9-9900K&GTX 1080Tiでも発生する事があるので
スペック不足では無い、との事です。
・Lunatic Rave2
50℃超える事すらまれになりました。
・Cities:Skylines
11タイルくらい開発している60万人都市で動かしてみましたが、劇的な改善はされませんでした
(改善されてるにはされてますが)。
等倍速以上はキープできていますが、やっぱりこのゲームのシミュレーションは
CPU依存である事と、どんなCPUを積んでいてもパフォーマンス向上の限界があると言う事を再認識した結果に終わりました。
※ Core i7-2600K@4.2GHzじゃゲーム側の限界にはならないので、アップグレードする理由はあります。
他のゲームではまだ試せてないので、休日を使ってちょっと色々やってみようかと思います。
RX590の使用感(ゲーム以外)
基本的な事として、コイル鳴きもほとんど無かったし(少なくともわたしには聞こえなかった)初期不良は特に無いようです。
……あったら困りますが。
Zero RPMにより、普段はファンが回らず静かです。
RX470ではHDMIポートが足りなくてディスプレイへの接続を
DisplayPort → HDMIへケーブルで変換していたせいなのか、以下の問題が発生していました。
ディスプレイの電源を切って、しばらくして電源を入れた時に
・タスクバーの位置が勝手に変わる事がある
・画面が表示されるまでに時間が掛かる事がある(10秒以上掛かる事も)
・画面が表示されるまでに何度かブラックアウトしたりする(1~4回くらい)
今回はHDMIポートが2つあるのでHDMIケーブルで素直に接続出来ました。
そのせいなのか、上記の症状はすべて解消されました。
ついでに、これは体感ですがディスプレイの発色が良くなったり、シャープネスが
ちょっと上がったような感覚もあります。
消費電力について色々言われるRX590ですが、適当(おざなりって意味では無く)な電圧下げにより
Wattman上の消費電力は、アイドルで30~32W、ゲーム中(ステート7)で最大95Wくらいと
正直な所、TBP225Wと言われていてちょっと尻込みしていましたが
低電圧化する事で、かなり消費電力は下がるようです。
なお、TBP(Typical Board Power)はボードだけで通常消費されるだろう消費電力、と言う意味に近い
妙な単位であり、TDP(Thermal Design Power:熱設計電力)とも違います。
TDPはどちらかと言うと、このくらいの熱量が発生しますよ、と言う意味に近い物です。
GeForceは消費電力≒TDP(若干、実消費電力の方が低い場合もある)で
Radeonは消費電力≒TBP×0.8~0.75くらいが実際の消費電力である場合が多いそうです。
実際にはワットチェッカーで計測しない限り分かりませんが、現行の物はそんな感じだそうです。
それに当てはめると、RX590はTBP225Wなので168.8~180Wくらいとなります。
ホントに? なんて疑問も出そうですしわたしもそうですが
あくまで計算上そうなるよ、と言うお話に留めましょ。
もっとも、Wattmanが正確な値を返している保証は無いです。
(正確な値と言うよりも、ボード全体でなくコア単体だとかもっと限定的な部分での値である可能性も)
補助電源は8pin+6pin必要ですが(リファレンスだと8pinのみ)、たぶんOC用に
2本目の補助電源を確保しているだけなのかな、と思います。
いくつかありますが、主な理由はこんな感じです。
RX5700/XT(Navi)はAMD Fluid Motion非対応
逆に、対応さえしていれば電源容量的には問題ないのでRX5700XTに換装しても良かったんです。
が、購入した人からRadeon SoftwareでAMD Fluid Motionの設定項目が存在しないと言う情報が。
ドライバインストール直後だとその項目が存在していたとの事でしたが
そこで設定を変更しても反映されず、一度再起動(ディスプレイドライバの再起動含む)が発生すると
項目が消滅したそうです。
当初はドライバの更新で機能が復活する、と言う噂もありましたが
AMDのコミュニティ(公式フォーラム)にて、このような記述がありました。
Bad news for everyone: Fluid Motion ASIC is removed from new AMD video cards. And 5700 does not support Fluid Motion at all.
Bad move, AMD. No more films/anime with smooth playback for yours customers. Shame.
(本文・訳)
皆さんに悪いニュースです:
Fluid Motion用の回路は新しいAMDビデオカードから削除されました。
そして、5700シリーズは全てFluid Motionをサポートしていません。
AMDの悪手のため恥ずべき事ですが、映画やアニメを滑らかに再生する事は
もはやできなくなりました。
ただ、5chのスレではFluid MotionがSP(ストリームプロセッサ)で実装されていると言う話もありましたが
どちらが真実にしても、Fluid Motionが復活する可能性は現状、絶望的っぽい
(少なくとも直近ではされないだろう)と、わたしは判断しました。
※ 将来的に、されたとしてもRX560~590の投げ売り価格が終わった後になるだろう、と言う予測も含んでます。
購入後1週間ちょいでRX590が+2500円されたのを見て、その判断は正解だったと分かりましたが……。
Vega64を選ばなかった理由
Vega64も魅力的ではありましたが、問題はその値段。
どんなに安くても35,000円で、わたしが求めるHDMI×2のインターフェースを持つ物は
その倍近い、60,000円近い値段がネックでした。
そんなお金を出せるなら、VIIで良いじゃないか、と。
もっと言えば、これ以上のクラスは1080p/60fpsでのゲームにはオーバースペックとの事なので。
Radeon VIIを選ばなかった理由
なんと言ってもその高さ。
最低でも80,000円を超える値段です。
HBM2 16GBと言うものすごいVRAM量は魅力的ですが、消費電力もカードの重さも超弩級すぎるので
単純にポン付けで済むような手間でも金額でも無いため、候補から外れてしまいました。
GeForceを選ばなかった理由
は、特にありません。
PhysXやそれ以外のGeForce特有の機能とかを使用する予定も無かったのと
Fluid Motionを使いたいのに、あえてGeForceを選ぶと言う理由もありませんでした。
ちなみに、昔はもっぱらGeForceを愛用してました。
6600GT、7600GT、8800GT、GTS250(9800GTX+)と。
確かRadeonを初めて使ったのは、Oblivionでの動作環境はRadeonの方が向いていた
(GeForce系GPUでは特有の不具合があった。フォグ関係の処理など)のが理由です。
また、その当時はHD4850などRadeonにも優秀なグラフィックボードが存在していたのも
背景としてあります。
※ その当時、GeForce側はGTX480やGTX580など、確かに性能は良いけど
当時としては異常な程の莫大な消費電力を問題視していた、と言うのももうひとつの理由です。
Radeonの発色の良さとか描画の正確性だとかは、Radeonを使っておきながら
実はあまり気にしていません。
静止画やゲームに関しては、GPUの設定でいくらでもどちらに近付ける事はできますが
動画だけは完全に同じにはできないみたいです。
しかし……それを気にする(できる)人は、どれ程いるものなのかは定かではありません。
RX580を選ばなかった理由
も、実は最後まで迷っていたんですが……。
RX580でも、RX470から比べるとクロック、VRAM両方とも上がりますし
調整すれば消費電力もあまり差がありません。
値段も最安値なら20,000円を切るほど安く、正直な所ミドルレンジで考えるなら
十分に今でも選択肢に入る物です。
だからこそ最後まで迷っていたんですが、RX590もちょっとの投資で狙える事も考えたら
「じゃあ、RX590で良いか」となったんです。
RX590とRX470の比較
は、こんな感じです。
GPU-Z読みで、左がRX470、右がRX590です。
RX470側はGPU-Zのバージョンが古いため、ちょっとだけ情報が不正確です。


大きな違いは、プロセスルールが14nm → 12nmにシュリンクされた事です。
あと、VRAMも4GB → 8GBに倍増しています(RX470にも8GBモデルはありますが)。
コア&メモリクロックは両方ともOC版の物なので、リファレンスよりも高くなっています
コアクロックは1216MHz → 1560MHz。
メモリクロックは1750MHz(7000MHz相当) → 2100MHz(8400MHz相当)。
アーキテクチャもPolaris 10→Polaris 30になっています。
RX590とRX470の比較(ベンチマーク編)
とかもやろうと思いましたが、とりあえずPC更新時にインストールしっぱなしだったFF14ベンチがあったのでそちらで比較。
両方とも、1920×1080最高設定です。
RX470での計測値はこちら。

RX590での計測値はこちら。

概ね、2割近いスコア上昇が確認できました。
RX590の電圧と温度
ClockはGPUクロック、デフォルトから変更はしてません。
その1~その2は、失敗したのを確認済み。
その3は問題無かったのですが、もうちょっと詰めてみたのがその4です。
※ 表題のRX590とRadeon Software 19.6.3で確認。
GPUのメーカー、ASIC Quality、ドライバのバージョン等の環境により
電圧の最適値は異なります(20.2.2では一部ゲームに問題が出る事を確認済み)
あくまで参考。
State | Clock | デフォ | その1 | その2 | その3 | その4 | その5 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
State 0 | 300MHz | 750mV | (そのまま、と言うかWattmanで変更不可) | ||||
State 1 | 910MHz | 831mV | 800mV | ||||
State 2 | 1135MHz | 1012mV | 912mV | ||||
State 3 | 1265MHz | 1162mV | 964mV | ||||
State 4 | 1365MHz | 1150mV | 996mV | ||||
State 5 | 1430MHz | 1150mV | 1012mV | ||||
State 6 | 1490MHz | 1150mV | 1036mV | ||||
State 7 | 1560MHz | 1150mV | 1081mV |
その5の設定で現在試験運用中。
これで落ちるようならもうちょっと上げます。
(2019/8/10追記)
Fluid Motion+madVRで1280×720動画を1時間ほど再生したらディスプレイドライバが応答停止したので
ステート3~7を少し電圧アップ。
ステート3を7と同じにしたのは、特定のアプリ(連続でGPUに負荷を掛けるもの?)の時に
何故かステート3のクロックになる事が分かったので、効果の程は不明ですが念のため。
(2019/11/23追記)
EDF5や四女神オンラインなど、比較的負荷が高めな3Dゲームをやると
描画が崩れたりディスプレイドライバの応答が無くなったりと不安定になっていたので
ステート2、3の妙に高い電圧を下げつつ4~7を少しアップ。
s7は1075mVでもダメだったので、次に設定できる1081mVへ設定。
※ Wattman上では1mV単位で設定可能ですが、実際の電圧推移は数mV単位です。
とりあえずこれでEDF5は問題無くなったので、またしばらく普段使いとして試験運用開始。
(2020/5/24追記)
聖剣伝説3を長時間プレイすると落ちる現象が発生。
それほど負荷の大きくないゲームのため、State7ではなく2~6の電圧が足りてないと判断し
ほんの少し昇圧。
現象が発生しなくなったのと、ドライバを20.4.2へ更新しても特に問題無さそうです。
5月から試験運用して、今のところ問題なし。
メモリクロック、電圧はデフォルト(2100MHz、950mV)です。
ベンチマークのスコア的には、コアクロックよりもメモリクロックを上げた方が良くなるみたいですが
メモリはOCすると壊れやすい部分なので、性能不足でも無い限りはデフォルト運用する予定。
ちなみにこのグラフィックボードではZero RPMをサポートしているので
50℃あたりまで行かないと、GPUファンは回りません。
アイドルだと室温24℃くらいで40℃前後にはなります。
負荷を掛けても、RX470では75℃を超えますが(80℃辺りでディスプレイドライバの応答が停止する)
OCCTなどを使っても最高で72℃くらいでした。
RX590の使用感(ゲーム)
平日(水曜日)に届いたので実はあまり試せてませんが……。
とりあえず軽量級~重量級(?)のゲームで検証。
・Rabi-Ribi
元々、処理落ちとは無縁のゲームだったので特段、変化は見受けられず。
・新次元ゲイム ネプテューヌVIIR
RX470時はちょこちょこ、重いフィールドマップ(駅、~ランドなど)で数秒ほど描画がカクついてましたが
RX590では、それが無くなりました。
重い場所でもファンがあまりうるさくなりません。
・超次次元ゲイム ネプテューヌ Re:Birth1
は、RX470と同じくエグゼドライブ中やマップ進入時の敵出現でカクつくのは改善されず。
ドライバかアプリ側の問題っぽいです。
・Devil May Cry 5
時々起こるカクつきは直らず。
これはPC環境依存ではあるらしいのですが、Core i9-9900K&GTX 1080Tiでも発生する事があるので
スペック不足では無い、との事です。
・Lunatic Rave2
50℃超える事すらまれになりました。
・Cities:Skylines
11タイルくらい開発している60万人都市で動かしてみましたが、劇的な改善はされませんでした
(改善されてるにはされてますが)。
等倍速以上はキープできていますが、やっぱりこのゲームのシミュレーションは
CPU依存である事と、どんなCPUを積んでいてもパフォーマンス向上の限界があると言う事を再認識した結果に終わりました。
※ Core i7-2600K@4.2GHzじゃゲーム側の限界にはならないので、アップグレードする理由はあります。
他のゲームではまだ試せてないので、休日を使ってちょっと色々やってみようかと思います。
RX590の使用感(ゲーム以外)
基本的な事として、コイル鳴きもほとんど無かったし(少なくともわたしには聞こえなかった)初期不良は特に無いようです。
……あったら困りますが。
Zero RPMにより、普段はファンが回らず静かです。
RX470ではHDMIポートが足りなくてディスプレイへの接続を
DisplayPort → HDMIへケーブルで変換していたせいなのか、以下の問題が発生していました。
ディスプレイの電源を切って、しばらくして電源を入れた時に
・タスクバーの位置が勝手に変わる事がある
・画面が表示されるまでに時間が掛かる事がある(10秒以上掛かる事も)
・画面が表示されるまでに何度かブラックアウトしたりする(1~4回くらい)
今回はHDMIポートが2つあるのでHDMIケーブルで素直に接続出来ました。
そのせいなのか、上記の症状はすべて解消されました。
ついでに、これは体感ですがディスプレイの発色が良くなったり、シャープネスが
ちょっと上がったような感覚もあります。
消費電力について色々言われるRX590ですが、適当(おざなりって意味では無く)な電圧下げにより
Wattman上の消費電力は、アイドルで30~32W、ゲーム中(ステート7)で最大95Wくらいと
正直な所、TBP225Wと言われていてちょっと尻込みしていましたが
低電圧化する事で、かなり消費電力は下がるようです。
なお、TBP(Typical Board Power)はボードだけで通常消費されるだろう消費電力、と言う意味に近い
妙な単位であり、TDP(Thermal Design Power:熱設計電力)とも違います。
TDPはどちらかと言うと、このくらいの熱量が発生しますよ、と言う意味に近い物です。
GeForceは消費電力≒TDP(若干、実消費電力の方が低い場合もある)で
Radeonは消費電力≒TBP×0.8~0.75くらいが実際の消費電力である場合が多いそうです。
実際にはワットチェッカーで計測しない限り分かりませんが、現行の物はそんな感じだそうです。
それに当てはめると、RX590はTBP225Wなので168.8~180Wくらいとなります。
ホントに? なんて疑問も出そうですしわたしもそうですが
あくまで計算上そうなるよ、と言うお話に留めましょ。
もっとも、Wattmanが正確な値を返している保証は無いです。
(正確な値と言うよりも、ボード全体でなくコア単体だとかもっと限定的な部分での値である可能性も)
補助電源は8pin+6pin必要ですが(リファレンスだと8pinのみ)、たぶんOC用に
2本目の補助電源を確保しているだけなのかな、と思います。